キクラゲはなんと書く 前編
こんばんは。
蒸し蒸しとした空気が漂い、気まぐれな通り雨に降られてしまいがちな今日この頃、初夏の雰囲気をひしひしと感じております。いざ文月、カマしてゆきましょう。
しかし実際。
行くぜ!夏満喫!俺!俺!ah〜!真夏のジャンボリ〜!!したい心とは裏腹に、7月前から続く30度台の気候に完全敗北した体調。湘南乃風さんからは「暴れまくっていいぜ🖐🏻」とハッチャケのお許しが出ているのに関わらず、生活スタイルも、化粧もヨレにヨレまくる日々。めちゃくちゃ普通に意気消沈の方をやらせて頂いています。
それでも、この気怠い雰囲気に呑まれるわけにはいかない!という一縷の気合を振り絞り、なんとか日常の中の些細な幸せを見つけるための「ルール」を自分なりに作ってみました。
ルールといっても、ハードルの高いものではなく、「食を疎かにしない」という簡単なものですが。
丁寧に自炊をしよう!というわけではなく、かといって良いものを買って
食べよう!と言うわけでもなく。
「おいしく、手軽に、健康的に」をモットーに
簡単かつ規則的にご飯を食べようという、むしろ当たり前にこなさなければならないレベルの食事ルールです。
蒸し野菜や、その日安かったお肉のグリルなど、料理工程を簡単にすればするほどカロリーは落ち、ルールを心掛けて一週間程で体重も緩やかに痩せてゆきました。
菜食中心の食生活に不満は全くなく、ストレスフリーな暮らしを続けていたのですが、やはり人間ですのでね。定期的に食べたくなってしまいますよね。アレ。この世で最も偉いとされている食ジャンル。3000千年の歴史を持つ大御所料理事務所。
そうです。
ご存知、中華料理。
油淋鶏、天津飯、酢豚、青椒肉絲、この文字の羅列だけで幸せという概念を説明できてしまう尊さ。まさにLOVE AND PEACEですよね。ブッダの額にある出っ張りはナツメですし、アダムとイヴが食べた禁断の果実も、普通にクコの実ですからね。
しかし、美味しさにつきまとう悪魔として有名な「カロリー」という煩悩。中華料理は油で揚げる工程が多く、どうしてもカロリーが高くついてしまうというのが悩みどころ。ちなみにBTSのSUGAさんは「カロリーは美味しさの単位だ」という格言を残していますが、全くもってその通りだと思います。
質素な生活を続けるうち、無意識にダイエット脳にシフトしていた私でしたが、中華料理の口になってしまった以上は食べるしかないと思い立ち、私が愛してやまない「卵とキクラゲ(あれば豚肉も)の炒め物」を作ることにしました。卵を使った中華料理、大好きです。美味しいですよね。台湾留学中に「番茄炒蛋(トマトと卵の炒め物)」を狂ったように食べていたことを思い出します。
ここに来て、タイトルにある「キクラゲ」という単語が初めて登場した訳ですが、皆さんはキクラゲがキノコだっていつ気付きましたか?恥ずかしながら私は、中学一年生の頃までクラゲ(海洋生物)の仲間だと思っていたので、「キクラゲ 刺す 毒」と調べて初めて真実に辿りつきました。「キクラゲって『木』のクラゲってことか…!ふ〜〜〜〜〜〜〜ん………。普通にどういうこと?????????木のクラゲって何???????」となった記憶があります。馬鹿がすごいですね。良い加減にしてほしいです。
どんな味付けにも馴染む主張のない風味。プリプリとコリコリの中間を司る独特な食感。正体を知るまでに長い時間を要しましたが、キノコ界隈の中でもトップレベルに好きなキクラゲ。
そして私は先日ついに料理を遂行し、キクラゲに触れる中で、中学生の頃の私が知る由もなかった、もう一つの真実に辿り着いたのでした。
●後半に続く●